雨の多い今年の春ですが、今日は朝からよいお天気。
　甲山のなりたちや歴史をテーマに、四国八十八ヶ所のミニチュア版ともいえる
甲山版八十八ヶ所を巡りました。まず、神呪寺山門付近で、神呪寺の歴史クイズです。
神呪寺が平安時代からあるお寺だということに皆さん驚いておられました。準備運動を
した後、14番からスタートしました。コバノミツバツツジが咲く山道を、歴史の感じ
られる石仏のお顔を拝みながら歩きます。途中、大阪城の築城の際の矢じりの跡のついた
巨石もあり、自分達の身近かなところにこのようなものが残っていることに、自分達の
住む街の歴史について改めて考えておられました。また、６１番石造付近では、新緑の
萌える甲山の山容を望む事ができる場所で、甲山のなりたちの説明を聞き、甲山が海に
沈んでいたことを示すチャートや、甲山を構成する岩の花こう岩、安山岩に興味深く
触れられていました。８７番石造付近では、神呪寺建立にまつわる説話を、郷土資料館
保存の貴重なデータの絵巻物を見ながら、語り部石田さんにお話ししていただきました。
大人はもちろん山道を歩き疲れたこども達も聞き入っておられました。
　春の甲山のプログラム終了後、参加者の皆さんは神呪寺に行き最終八十八番石仏を
見学されました。

≪参加者の感想≫
　・こんな機会にまた出会えることを楽しみに参加希望します。
　・次会も参加したいです。
　・色々な場所でお願いしたい。