代表理事挨拶 団体概要・沿革 役員・会員紹介 事業・決算報告 事業実績・ご提案
情報誌「りぃふ」 会員募集 アクセス English ホーム
JICA(独立行政法人国際協力機構)委託事業「草の根技術協力事業」」
持続可能な地域づくりに向けた官民協働による環境学習推進プロジェクト
 LEAFは2014年から3年間ソロモン諸島の首都ホニアラ市において、「New3R(リデュース、リユース、リサイクル+リターン)の理念を踏まえた官民協働による家庭ごみの分別収集システム構築プロジェクト」を実施しました。この事業の中で、教育・人材開発省などにおいては保健衛生に関する副教材を作成するなどのアプローチもなされていましたが、ごみ処理や保健衛生の発生要因の一因となる自然環境とのつながりについては、教育の中で取り扱われていないことがわかりました。また、首都ホニアラ市(ガダルカナル島)に職を求めてやってくる他島からの移住者は、ホニアラ市への愛着心も薄く、まちを大切にするという意識が弱いという課題も明らかになりました。  
 ホニアラ市の持続可能な発展を考えた時に、長期的な視点に立った市民意識向上に向けた教育施策が必要ではないかと考え、第2期事業として『持続可能な地域づくりに向けた官民協働による環境学習推進プロジェクト』を提案し、採択されました。(2017年8月〜2022年5月)
最新の情報
                     
ソロモンレポート−20
現地報告会
 2023年7月 ホニアラ市キタノ・メンダナホテルにて、現地業務報告会を開催しました。また、都市間交流国際フォーラム「環境学習都市ホニアラ市・西宮市の相互交流・協力促進に向けて」を開催、前日には調印式をホニアラ市役所で実施しました。  
         
ソロモンレポート−19
地域学習教材「わたしたちのホニアラ」作成
 大洋州で初めて政府機関の承認を得た社会科副教材「わたしたちのホニアラ」を作成しました。 対象は小学3年生とし、ソロモン諸島教育・人材省が作成しているカリキュラムに基づくもので、小学校の教員による編集会議を組織し、企画・編集、資料収集、執筆作業を担ってもらいました。
         
ソロモンレポート−18
環境学習都市宣言を通じた都市間交流
 2022年7月27日「ごみ収集車の寄贈オンラインセレモニー」を行いました。
参加者は、ホニアラ市・西宮市・在ソロモン大使館・JICAソロモン支所・JICA関西・製造元である極東開発工業・当協会。このことは、ホニアラ市と西宮市との都市間交流にもつながり、双方の持続可能な地域づくりに寄与できたのではないかと考えています。
         
ソロモンレポート−17
環境学習センター(自然環境)
 水槽展示等を含めた体験ができる環境学習センター(ホニアラ森林公園内)として、ホニアラ市・森林調査省と連携し、学校・園の施設見学受入を行っています。
         
ソロモンレポート−16
環境学習都市宣言および記念式典が行われました
 本プロジェクトの中で最も重要な取り組みとして位置付けていた、ホニアラ市環境学習都市宣言を2019年10月31日に行いました。
〜詳細はこちらから〜
         
ソロモンレポート−15
ホニアラ市関係者の訪日研修
 ホニアラ市が環境学習都市宣言を行うにあたり、10年後に向けてホニアラ市が持続可能な都市として発展するために必要なアクションプランを青年層から募集しました。ホニアラ市内の26名の青少年層から応募者があり、ホニアラパートナーシップ委員会がアクションプランの選考を行い、中学生2名、高校生1名、大学生1名が選ばれました。そのメンバーと、ホニアラ市長、パートナーシップ委員会メンバー等と共に西宮市での環境学習都市宣言の取り組みや環境まちづくりに関する研修及び都市間交流を行うことを目的に受入を行いました。
         
ソロモンレポート−14
自然ガイドブックの作成配布
 これまで、ホニアラ市において廃棄物の適正管理や家庭での資源物分別などを進めるための取り組みを「草の根事業フェーズT」として進めてきました。その中で、多くの市民が台所ごみなど有機系ごみが土壌分解するといった自然循環のしくみに関する知識や理解が出来ていない現状がわかりました。こうしたことから、身近な自然への興味関心を高めていくことを目的に本ガイドブックを作成し、9500部をホニアラ市内の幼稚園から大学までの教育期間に常設し、自然教育の一環として利用してもらいます。本ガイドブックでは、ソロモン諸島の首都ホニアラ市内の住宅地や植物園、小河川、海浜などで見かけた動植物160種を紹介しています。
         
ソロモンレポート−13
専門家派遣
 2019年6月1日〜9日、樹木の専門家として西宮市 花と緑の課 藤原課長、造園業の専門家として 株式会社 山羽造園の山西氏にホニアラ市に訪問していただきました。今回の専門家派遣では、森林省所管植物園の運営管理などについての指導助言や、環境学習センターでのコンポスト実習指導を行いました。
         
ソロモンレポート−12
ホニアラ市パートナーシップ委員会が発足
 「草の根事業フェーズT」において、発足していた市民・事業者・行政の協働組織「ホニアラ市官民協働会議」を基盤に環境学習プログラムの推進を打ち出し活動をはじめましたが、2年目を迎えた段階でホニアラ市からホニアラ市主導による官民協働組織を立ち上げたいという申し出がありました。この申し出は極めて重要であると考え、LEAFの呼びかけによる「ホニアラ市官民協働会議」を発展的に解消し、ホニアラ市主導の「ホニアラ市パートナーシップ委員会」を設置することになりました。市長を筆頭にホニアラ市の上層部が「官民協働」という考え方をまちづくりの中に導入してくれたことはプロジェクトにとっても大きな成果であると考えています。      
         
ソロモンレポート−11
環境学習センター(コンポスト)譲渡式
 2019年3月、ソロモン諸島国立大学(SINU)内に環境学習センター(コンポスト)が完成し、ホニアラ市に譲渡しました。
ソロモンレポート−10
環境学習センター 引き渡し式
 2018年10 月10 日、ラナディダンプサイトに設置した廃棄物管理に向けた環境学習センターのホニアラ市への引き渡し式を、ホニアラ市副市長、議会関係者、JICA、ソロモン諸島環境省など約40 名が参加しました。
ソロモンレポート−9
専門家派遣
 2018年10月5日〜15日、昆虫の専門家専門家として神戸女学院大学の遠藤教授、水質調査の専門家として(株)志恩の熊谷氏にホニアラ市を訪問していただき、地域学習教材作成の為の現地調査や、環境学習に関する研修を行いました。 
研修では、教育省から推薦を受けた中学教員、ソロモン諸島国立大学学生、植物園職員などの約20名を対象に植物園で環境指標としての生物調査や昆虫の標本作り、水質調査法などについて取り組みました。
         
ソロモンレポート−8
専門家派遣
 2018年8月18日〜26日 専門家派遣を行いました。現地職員とともに植物園の川で貝類及び水生生物などの調査をしました。小魚、エビ、カニなどが見つかりましたが、種名の特定については、現地の専門家が少なく、全国的な共通名称が確定されていない可能性が高く、今後の課題となっています。
         
ソロモンレポート−7
現地職員の日本研修
 2018年7月16日〜27日 現地職員グレース・ヤコバの日本での研修が行われました。甲山西宮市内の環境施設、甲山自然環境センター、甲山農地、甲子園浜自然環境センター、環境学習サポートセンター、西宮貝類館、北山緑化植物園の見学、甲山周辺での自然調査に参加したり、仁川での生きもの観察イベント、環境学習サポートセンターでのイベント「メダカの学校」での活動も体験しました。
ソロモンレポート−6 
専門家派遣
 環境学習・環境教育の現状(学校教育及び市民活動、行政施策)をヒアリングし、官民協働会議で提案内容「環境学習プランの構成と今後の展開」を確認しました。副教材「わが町ホニアラ」について、ラナディダンプサイト、管理棟の活用、学習内容においては、廃棄物の現状を理解するとともに、第1期プロジェクトで設置した資源回収車、ペットボトル圧縮梱包機などを活用し、資源リサイクル、リターンの考え方を普及することを確認しました。
ソロモンレポート−5 
現地での研修
 プロジェクトでは、官民学協働による持続可能な地域づくりを推進するための非営利活動法人の設立をめざしています。そのためにも、現地の方をプロジェクト事務局職員として雇用し、LEAFが実施してきた「まちづくり」の考え方や手法を学んでもらっています。2018 年1月、小川雅由理事がソロモンにて現地職員とホニアラ市環境学習プラン策定に向けた打合せ会議を行ったほか、カウンターパートや関係団体等との連絡調整及び協議を行いました。
ソロモンレポート−4 
専門家が訪問しました
 今回のプロジェクトでは、日本の経験伝達を通じた人材育成プログラムの実施に向け、植物、地理学、教育、自然生態系及び自然教育、市民参加による自然調査手法、環境学習都市の地域戦略、水生生物調査による河川の汚染状態診断手法、樹木剪定コンポスト化の手法、布地端材リユースプロジェクト、非営利活動法人のマネジメントなど、様々な分野から派遣します。2017年11月23日〜11月30日、植物(田村和也LEAF理事)、地理学(高橋学氏)の専門家を派遣し、ソロモン諸島ホニアラ市の植生調査、地質地形等の確認、および意見交換会を実施してきました。現地調査は11月25日〜27日にかけて実施しました。また、11月28日に開催された意見交換会では、これらの結果について発表を行い、参加者の皆様からご意見をいただきました。
ソロモンレポート−3 
現地職員の研修
 10月14日〜31日現地職員の日本研修が行われました。研修員の感想「研修ではプロジェクトについてより深く理解することができ、私に求められている仕事や何をしなければならないかということを理解する上で非常に重要なものとなりました。2週間という短い期間でしたが、実際の業務を開始する前に、このような研修期間を設けていただいたことは非常に嬉しく、幸運に思います。研修期間中は、毎日スケジュールが決まっており、様々な活動に参加したり、施設を訪問したりしました。どの日も学びが多いものでした。」
ソロモンレポート−2 
ホニアラ訪問
 2017年9月17日〜22日、小川理事がホニアラ市を訪問。現地雇用に向けて、調整を行ったほか、市長、シティクラークと面談し事業の進捗状況を説明、現地関係者との協議(環境省、観光省、教育省、市役所)を進めました。プロジェクトサイトとなる植物園や最終処分場を訪問しました。
ソロモンレポート−1 
プロジェクト始まる
 2017年8月29日〜9月3日、LEAF代表理事添田晴雄が首都のホニアラ市を訪問しました。JICA支所、日本国大使館、ホニアラ市庁舎への表敬訪問のほか、同国教育省カリキュラムオフィス国家健康促進校コーディネーターのフィオナ氏への表敬訪問、同局で開催されていたカリキュラム会議の委員とのESDに関する意見交換、ホニアラ市教員研修での講演、現地校2校の見学などを行いました。
NPO法人こども環境活動支援協会(LEAF)
 
〒662-0832 西宮市甲風園1丁目ゆとり生活館アミ1F
 TEL 0798-69-1185 FAX 0798-69-1186 E-mail kodomo@lear.or.jp