特定非営利活動法人
こども環境活動支援協会
L E A F
Learning and Ecological Activities Foundation for Children

ラジオ関西『谷五郎のこころにきくラジオ』
  NPO法人こども環境活動支援協会 小川雅由事務局長出演(2012年11月6日)


 当番組内の「知ってる?NPO」のコーナーに当協会の小川事務局長が出演いたしました。

  放送日時:2012年11月6日(火)午後1時20分〜(10分間)
  放送内容:協会情報・主な事業の紹介、アサヒビール西宮工場トンボ池の「水生生物の引っ越し」活動の紹介など

         
  放送内容を簡単にご紹介いたしますと・・・
  NPO法人「こども環境活動支援協会」さんって、どんな団体なの・・?

NPO法人「こども環境活動支援協会」は、別名「LEAF(リーフ)」と呼んでいます。
「LEAF」は、Learning and Ecological Activities Foundation for Children」の略です。
LEAF」は、持続可能な地域づくりを基に、次の時代を生きる子ども達の育成を多様な角度
から支援する活動をすすめています。

NPOでは珍しく、働く場としての組織経営を目指しており、就業規則や退職金制度などの
社会保障を行っていますが、NPOの社会認知度が低いこともあり、まだまだ企業並みには
できていないのが現状です。

   

  ●「こども環境活動支援協会」さんは、どのような経緯で、いつから活動を始められたの・・?
    また、現在メンバーは何人位在籍されているの?

平成10422日(アースデイ)の日に、西宮市役所の呼びかけで、市民・事業者・行政の
パートナーシップにより設立されました。平成14年にNPO法人の認証を得て現在に至ります。

設立のきっかけは、西宮市が行っていた環境学習を通じたまちづくりを、市民主導へ移行する
ことを目的としており、中間支援組織として立ち上がりました。
これは、私が市役所の職員をしていた時に自分で起案し、市長決裁までとって実現しました。

現在のメンバー:理事20名、監事3名、個人会員157名、団体会員63団体
職 員:正規職員8名、臨時職員ほか31名 計39
拠点施設:

@事務局併設西宮市環境学習サポートセンター

A西宮市立甲山自然環境センター(甲山キャンプ場・社家郷山キャンプ場)
B西宮市立甲子園浜自然環境センター(学習交流室)
C西宮市立貝類館(受付・イベント業務)
DLEAF農地(鷲林寺農地・神呪寺農地)

  ●具体的に、「こども環境活動支援協会」さんでは、どのような活動をされているのですか・・?

事業には大きく5つ

1)地域に根ざした持続可能な社会に向けた教育の調査研究事業
2)自然体験活動を推進するための支援事業
3)子供たちの自主的な環境活動支援を通した持続可能な地域づくり・人づくり

4)世界の子どもたちの環境活動交流事業
5)事業者と連携した環境教育

があります。
その中でベースになるのは、1番の「地域に根ざした持続可能な社会に向けた教育の調査研究事業」です。
この事業は、平成10年西宮市とLEAFが共同開発した「エコカードシステム」が中心となっています。
このカードは、西宮市の小学生全児童に学校を通じて配布し、「地域・お店・学校」でエコ活動すると、
地域の大人から「エコスタンプ」をカードに押印してもらえるシステムで、現在約2000人の大人が
「エコスタンプ」を持つサポーターになっています。このシステムは、近年希薄になっている地域との
コミュニケーションツールとしても役立っています。
そのシステムとは別に学校での「環境学習」支援も行っており、企業・行政・地域を「つなぐ」
プログラム作成等も行っています。とりわけ企業会員が多い事もあり、学校教育の場だけでなく、
社会教育の場でも「社会貢献」の一環として実施していただけるようなプロジェクトも提案させて
頂いています。

例えば、町中の自然が少ないエリアでは、企業さんのビオトープ池をお借りして、公民館のプログラムや
近くの小学校等の「生き物発見プログラム」に活用させて頂いたりしていました。

 ●その、元アサヒビール西宮工場敷地内にある「トンボ池」での活動は、どういう経緯でいつから始められたの・・?

元アサヒビール西宮工場の「トンボ池」は、アサヒグループ社員や工場を訪れる子供たちの憩いの場や
環境学習の場として活用するために1996年に造成されました。
LEAFでは、当初より会員企業様でも
あったことから、「お客様感謝デイ」でのトンボクイズで市民を対象に楽しめるプログラムを実施させて
頂いたり、トンボ池設置ボードの情報提供、コミュニケーションズの方々への情報提供等もさせて頂いて
おりました。

しかし、大阪府のアサヒビール吹田工場へのビール類製造機能統合に伴い「トンボ池」もその役目を
終えるため、「トンボ池」に生息する命を可能な限り保護し、西宮市内の保育所等の施設に寄贈されます。

市内の保育所(67年前から西宮市保育所職員への「環境教育研修」の講師をさせて頂き、現在
ビオトープ池の指導もしている関係があり)等へ寄贈されれば、生物保護の位置づけや、環境学習の
教材としても活用できると考えています。

その保護活動が先日1030日(火)に行われました。
当日は、現在LEAFが受け入れをしている神戸女学院大学大学院のアジア留学生(インターン生)5名にも
インターンシップの一環として活動に参加してもらいました。また、市役所職員、ボランティア・LEAF
職員が当日参加させて頂きました。

 ●実際に「トンボ池」での活動に参加された方々の感想は? 

特に10月に来日したばかりの5人のインターン生は、ヤゴ(トンボの幼虫)を見るのも触るのも初めての
人がいて、すごく楽しかったようです。やはりあの場所は、塀に囲まれていることもあり、安全に活動が
できる良い場所だったと改めて感じました。

 

ヤゴ初体験のアジア留学生も・・・


引っ越しするヤゴ